
(2007年4月7日付)
「とにかく自分が楽しい思いをさせていただいています。」オープンして1ヶ月を振りかえってもらい率直な感想を聞いた時の古江の第一声はこれだった。
閉店後の店内。黙々と大切そうに自分の聖地である“鉄板”を磨きながら、彼は続けてくれた。「今日はどんな新たな出会いがあるのか。どんな感動をいただけるのか、激動の毎日を送っています。ただ、どんなに忙しい時でも、こうして自分が鉄板の前に立てるのは、『多くの方々に支えられているからだ。』という感謝の気持ちを常に持ち続けています。」精神的にも肉体的にも充実した45歳は決して「初心」を忘れない。
オープンしてからの客足は昼、夜ともに好調。この間だけでも4、5回は訪れたという熱心なリピーター客が現れるほどの盛況ぶりだ。
ある日の午後ビストロ亭を訪ねた。ドアを開けると店内は活気付いていた。特にカウンターに座る客の表情からは、古江に対する大きな期待が感じられる。この時すでに“古江劇場”は始まっていた。
フルオープンキッチンで、客と楽しい会話を交わす古江だが、注文が入ると「やらせていただきます。」と気合を入れて一礼。まるでスイッチが入ったかのように真剣な眼差しへと変わり鉄板へ向かう。目の前で焼き上げられる新鮮な食材。ここでは職人の技と独特の表情を間近にライブ感覚で堪能できる。「見て楽しめるのも同店の特徴です。」と古江。カウンターに座れなくても店内にテレビを設置してテーブル席や個室でも鉄板の様子がリアルタイムで観られるように配慮した。
また、天井には特製レンジフードを採用。空気のカーテンが煙を遮断するため服ににおいがつく心配がなく安心して食事ができると好評だ。
「宮崎の人々に夢を与えられるお店へ」をキャッチフレーズに走り続ける同社。鉄板焼きフレンチという発想は、「お客様の反応が以前と明らかに違う」と確かな手応えを感じているようだ。
「毎日が挑戦の日々。今後も地元の食材を斬新な発想で提供できるように、“裏メニュー”もさらに充実させ、食を通して感動をお伝えしていきたいと思います。」さわやかな口調と自信に満ちた表情に、以前に増して輝きを感じた。
<企画・制作 読売宮崎広告社>
鉄板フレンチ ビストロ亭
